ああ、久しぶりのブログ当番が回ってきた。5月以来半年ぶりの登板です。
全員が何か書くというシステムになって一人ひとりの登場頻度はぐっと減りました。
今日はY先生がお休みということで、私が棒振りをさせていただきました。棒は持ってないから手振りですね。
ほんとは吹き振りしようかと思ったが、困難と判明してすぐに諦めました。
私が初めて指揮者デビューしたのは、今から59年前の幼稚園に通っていたときでした。
当時私は(今でもそうですが)無口で引っ込み思案な少年でしたので、音楽発表会の時、担当楽器を選択する際に、消え入るような声で「カスタがいい」と言いました。
ところが担任の先生は何を思ったか、Y君はタクトをしなさいと命令したのです。私は抵抗しましたが、努力も虚しく、皆の前で1拍子で人差し指を振る指揮者となりました。
しかしやってみると案外楽しくて、支配欲求と自己愛を満たす快感が得られる体験になったような気がしました。
指揮は音楽全体の構成、細部にわたる熟知と理解、各楽器の特性の把握、音楽に対する深い洞察力を要求されるものだと思います。
どの楽器もそれぞれに極めることは難しいものですが、管楽器は基本的に単音楽器です。
指揮者は一人で様々な種類の音色の楽器を一時に響かせて、複雑で多様な楽想を自在に生み出して表現できる最強の演奏家だなと思いました。
実際には、なかなか思い通りにはいきませんが。
本日の練習曲は次の2曲でした。
ディズニー・プリンセス・メドレー
アルメニアンダンスパート1