3ヶ月ほど前に入団した私、岡山の魅力にはまりつつあります。
今年新卒(といっても院卒なので全く若々しくありませんが……笑)で岡山配属となり、旅行ですら来たことのなかった岡山での生活を6月から始めました。流行り病のせいで気持ちは落ち込むし、地元福岡に比べてバスは少なくて不便だし、初めての一人暮らしで分からないことが多すぎる、仕事も覚えるのが大変、と散々な心境。ふらっと訪ねた楽器店で「おかすい」のことを知り、前後を考えずに見学したのは今振り返ると正解でした。
私の吹奏楽経験は中学・高校(大学はオーケストラ)だけ。社会人団体はエキストラで参加したぐらいの私にとって、「おかすい」は新鮮。十何年も団員を続けているような方もいらっしゃるようで、暮らしのなかに息づく吹奏楽、そんな印象を受けました。数年で団員が入れ替わってしまう学生団体とは違った、一種共同体のようなつながり。練習前後や合間に聞こえる岡山弁が耳に心地良く感じます。
素敵な団員の方々と出会えたのをきっかけに、岡山の魅力をもっと知りたいな、と思うように。福岡人と違って(笑)謙虚な方が多いのか、岡山の人に聞いても「岡山見るところないよ」と言われてしまうことが多いので、それならアウェイなりの観点で岡山を見つけて行きたい、と。神社、寺院、城、近代建築物、古墳……と歴史を感じさせるものに出会って写真を撮ったり、岡山ゆかりの企画を開催している美術館に行ってみたり、雰囲気の良さそうな喫茶店に飛び込んでみたり、猫の溜まり場に通ってみたり、とsocial distanceには気を遣いつつも、岡山にもっと近づきたい休日を過ごしています。
(Fl.パート E.Y.)