ブログ当番のAさんが体調不調とのことで、急遽、リリーフ登板いたします。
新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の第6波が急激に拡大しています。
新型コロナウィルスは従来のかぜ症候群のコロナウィルスとは全く異なる遺伝子構造を有しており、「かぜ」ではありません。
以前、一世を風靡した恐ろしい感染症のサーズやマーズもコロナウィルスファミリーですが、もちろん「かぜ」ではありません。
COVID-19の正式な学名は、SARS-CoV-2といいます。サーズの仲間なんですね。
COVID-19の恐ろしいところは約8割の感染者は無症状または軽症であるため、大したことはないと軽視されることです。
ところが無症状であっても感染力があり、糖尿病などのリスクファクターを持つ人に感染させると、急速に進行して重症化して致死的となる場合があることです。
とくにサイトカインストームや血栓症を発症した場合には非常に危険です。
現在、主流となりつつあるオミクロン株は、炎症が上気道にとどまって肺炎を起こすことは少なく、重症化しにくいと言われていますが、感染力が著しく強く、感染者がものすごく多くなれば、重症者も多くなります。
また軽症者といえども咳がひどく、ぐったりとして何もできなくなる人も多いです。
また改善して治癒したのちにlong covidという後遺症が長期持続する場合があります。倦怠感、筋力低下、不眠、脱毛などが続くのです。
先日、私は3回目のワクチン接種を受けました。
ワクチンによる抗体価の上昇には個人差があり、確実な効果があるかどうかはわかりませんが、私たちにできる最大の感染対策であることは間違いないでしょう。