私事ですが、今年は古希と結婚40周年、さらに開業15周年が重なるアニバーサリー・イヤーとなり、先日、子供らが淡路島のうずしおクルーズをサプライズで企画してくれました。
迫り来る認知症を予防しようと新しいことを始めようと思いまして、3月の終わりにピッコロを購入して始めてみました。
今までピッコロは自分には無理だろうと敬遠してきましたが、やってみると案外楽しい。しかし、難しい。
ピッコロとフルートの違いと難しさを列挙してみます。
まず小さい。キーが小さくてくっついている。私は指が短いが太いのできちんと押さえきるのが難しい。リッププレートがなく下唇の当て方が心許ない。フルートと同じように息を入れると吹きすぎて音がバーストする。アパチュアは小さく、優しく吹くのがコツ。ピッチ調整が非常に難しい。フルートと逆で低音は高めに、高音は低めになる。とくに高音をpで長く吹くのは至難の業でぶら下がる。さらに高音になると音を維持しようとして唇を締めると音がきつくなり、今度はピッチが上ずる。超高音はピッチを感じ取ること自体が困難になる。アンブシュアが若干異なるので、楽器を持ち替えたときの切り替えが難しい。もう一つ大きな課題はつばの処理。ピッコロは管体が細く、ブリチアルディキーやトリルキーのトーンホールが下についているのですぐにつばが溜まって音が出なくなるのです。演奏中にもサッと拭き取れるスワブを手に入れたいと思うのですがなかなかよいものがない。
まだ始めて4ヵ月ほどですが記念に録画してみました。まだまだ修行が足りませぬ。